寺院の参拝方法は【合掌】が基本です。手を叩く【拍手】はしません。
合掌という点を除けば、基本的なお参りの手順は神社とほぼ同じと考えてよいです。
まず山門の前で一礼し参道を進みます。
お寺の場合は、参道の中央を歩いても特に問題はないようです。
参道の途中に手水舎がある場合は手や口を清め本堂へ向かいます。
本堂の前に常香炉がある場合は煙を浴びて心身を清めお線香をお供えします。
本堂の前へ進み、御本尊となっている仏像の正面に立って賽銭を入れます。
賽銭は投げ入れるのではなく、賽銭入れにそっと手を伸ばして静かに入れましょう。
さらに、鈴や鐘などがあれば慣らします。
この後で、姿勢を正して合掌します。
静かに手を合わせ、心の中でご利益祈願をした後、手を合わせたまま深くお辞儀をします。
合掌が終わったら、最後に御本尊に向かって一礼して、その場を立ち去りましょう。
お寺の建物の特徴について
入口は山門と呼ばれる門が一般的です。
お寺はもともと山に建てられていたことから、このような呼び方が残りました。
「三門」と書かれることもありますが「山門」が正式名称のようです。
門とは言いますが瓦ぶきの大きな屋根がついている建物のようなものが一般的で、2階部分に部屋を設けてある楼閣式の山門を持つお寺も多いです。
鎌倉の建長寺や京都の知恩院は壮大な山門を持つ寺として知られています。
知恩院は圧倒されるほど凄かったです。
また、山門の左右両側に【仁王像】が安置されているお寺もあります。
神社の狛犬と同じように、お寺を守る守衛の役割を担っているのです。
寺における崇拝の対象は【御本尊】と呼びます。
各寺によってそれぞれ御本尊となるものは異なり、仏像や掛け軸や絵図などが一般的です。
この御本尊を安置する建物を【本堂(金堂)】と呼びます。
寺の敷地内には本堂を中心として、説法を行うための法堂や多重塔など様々な建造物が建てられており、寺の規模によって建物の数や構造が異なります。
本堂などの建物は瓦を使った大きな屋根を持つものが多いです。
全体的に重厚感のある造りの建物が多く、荘厳な雰囲気が漂います。
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